そもそもワーホリ保険とは?格安でも保証内容充実のワーホリ保険を紹介!

ワーキングホリデーで海外に行くのは楽しみだけど、でも保険をどうしようか、と悩んでしまう人は多いでしょう。何事もなければそれが一番ですが、いつ病気やケガで病院を利用するかは予測することができません。

それに海外で使える保険に入っておけば、現地で盗難などのトラブルがあった時でも安心です。

海外で使える保険は、主に海外旅行保険、留学保険、ワーホリ保険などがありますが、そもそもワーホリ保険とはどのような保険なのでしょうか。格安でも保証の充実した保険を探すことは可能なのでしょうか

今回は、ワーキングホリデーを計画中の人を対象に、ワーホリ保険とは何なのか、そして格安でも安心保証のワーホリ保険をいくつかご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみて下さい。

そもそもワーホリ保険とは

Man
海外旅行保険のことは聞いたことがあるけど、ワーホリ保険とはそもそもどのような保険なの?
Expert
ワーホリ保険は、海外旅行保険にワーキングホリデーで必要な補償を付け足した保険になります。
Man
ワーホリに行く人は、ワーホリ保険に加入すべきなの?

 

 

 

 

Expert

海外旅行保険に特約を付け足すタイプのものと、最初からワーホリ保険のプランが組まれているものなどいろいろです。必ずしもワーホリ保険という名前の保険に入らなければならないわけではありません。

ワーホリに行く人でも海外旅行保険を代用することができますし、そもそも海外旅行保険としてワーホリ用に販売している保険会社もあります。

ワーホリ保険の特徴と補償内容

一般的に海外旅行保険は3か月程度が契約期間の目安となっており、ワーホリ保険の第一の特徴は、期間が長いものを選べるということです。その他にも、様々な特約を選ぶことができますので、ワーホリ保険の特徴や基本的な補償内容をご見ておきましょう。

長期で契約できる

ワーキングホリデーの場合、滞在期間も夏休みを利用した1か月程度のものから、3か月、半年、1年以上と様々です。

通常は3か月未満の海外旅行保険が多くなり、ワーキングホリデーに行く人には期間が足りない場合も多々あります。そこで、ワーホリ保険の場合は最初から長期で契約できるようになっています。

さらに延長手続きもできるものが多くなります。

基本補償

ワーホリ保険の基本補償は、その保険プランにもよりますが、概ねは海外旅行保険と似たような内容となります。では、基本補償はどのような内容になるのかをご紹介致します。

一番心配なのは病気やケガ

海外だけのことではなく、国内においてもやはり普段生活する上で最低限つけておきた補償とは医療費です。国内では公的保険制度によって、医療費の負担は基本的にほんの1部を払えば済みます。

しかし、海外で日本の健康保険は使えないので、病気やケガなどで病院に行けば全額を負担しなければなりません。数万円~数十万円、高額な医療を受けた場合には数百万、数千万円とかかる可能性もあります。

ですから病気やケガにかかる医療費の補償はほとんどのワーホリ保険に必ずついています。

物品の破損や他人への損害賠償

次に気になるのが、お店の中で高価なものを破損してしまったり、事故などで他人に傷害を与えてしまった場合の損害賠償責任です。

これは、病気やケガに比べると起きる確率は低いと言えますが、自分がそのような状況に陥らないと断言はできないものです。万が一に備えて、他人に対して損害培養責任が生じた時に備えておくことが必要です。

これは、損害賠償責任補償としてワーホリ保険の基本補償の1つになります。

自分の所持品への補償

そしてもう1つ、必ずつけておきたいのが、自分の持ち物が紛失・破損・盗難された時の補償です。

自分のスマホやPC、お財布やスーツケース、高価な衣服やカバン、バックなどに保険をつけておけば、いざという時の損害に対して保険金が支給されます。

このような補償を、携行品補償といってワーホリ保険には基本補償でついています。

国内の保険会社であれば、カスタマーサービスは日本語にて24時間/365日対応しています。

その他つけておきたい補償

他にも、基本補償としてワーホリ保険についている補償をいくつか挙げておきます。保険会社や保険プランによって多少異なりますので、確認するようにしましょう。

死亡補償
ワーホリ期間中に本人が死亡した時に保険金が遺族に支給されます。

後遺障害補償
海外での病気やケガがもとで後遺障害になった際に保険金が支給されます。

救援補償
現地で病気やケガなどで家族が駆け付ける場合の費用が支給されます。

虫歯治療補償
海外での歯科治療にかかる費用の一部または全額を補償します。

生活用動産補償
現地で借りた住宅に対する補償で、設備や家具などを破損した時に支給金が出ます。

航空手荷物、航空機遅延、緊急一時帰国、なども基本補償に含まれている場合もあります。

要望に応じて選ぶ特約

上記でご紹介したような基本補償に対して、さらに、それぞれの要望に合った特約をワーホリ保険に追加することができます。

個人賠償責任補償、旅行キャンセル費用、弁護士費用補償、留学延長補償、テロ対策補償などを別途で用意している保険会社もあります。

※ワーキングホリデーに使える、留学保険に関する記事も参考にしてみて下さい。

海外旅行保険の種類

海外で使える保険のことを総称して海外旅行保険といって、その目的に応じて様々な種類があります。旅行でなくとも、海外旅行保険として加入するのが一般的です。

保険会社によっては用途別で、留学保険、ワーホリ保険などの商品を個別に用意している場合もあります。

そこで、実際にどのような海外旅行保険の種類があるのかを確認しておきましょう。

海外旅行保険

もともとは、海外旅行保険は海外へ旅行する人を対象にした保険でした。近年、海外出張や留学、ワーキングホリデーにて海外に滞在する人が増えてきたため、海外旅行保険にプラス特約を付ける形で様々な海外保険が販売されるようになりました。

海外で使える保険はすべて、この海外旅行保険が基盤となっています。長期での留学やワーキングホリデーのために加入する場合でも海外旅行保険と呼ばれたりもします。

基本的に旅行を対象とした海外旅行保険は3か月未満でしか契約できないのが特徴です。

留学・ワーホリ保険

ワーホリ保険と留学保険は同じような内容となり、留学・ワーホリ保険と呼ばれるものもあります。

基本的に海外にて勉強や働きながら勉強する人が対象となります。期間は1年契約が最長となるものが多く、もちろん短期での契約も可能です。保険会社によっては2年間で契約できるものもあります。

延長手続きが可能であることが大きな特徴となります。

出張・駐在保険

出張・駐在保険も海外旅行保険の基本補償にプラス特約をつけて、短期~長期で契約できる保険になります。

仕事が目的となるため、海外でのレンタカーサービスや車の事故に対する損害補償がつけれるものがあります。留学・ワーホリ保険と内容は概ね同じような補償がつきます。

1年~2年契約が一般的で、延長手続きも可能です。

外国の保険会社の海外旅行保険

また、海外滞在が初心者の人が見逃しがちなのが、外国の保険会社が提供する海外旅行保険です。

オンラインで現地から加入できて、短期契約、延長も可能です。英語表記になるので、初心者にはハードルが高くなりますが、英語の勉強もかねて英語に慣れてきたらトライしてみてもいいでしょう。

日本の海外療養費制度

実はあまり知られていないのですが、日本の健康保険は確かに海外では使えませんが、海外でかかった医療費の公的保障制度を利用することが可能なのです。

この制度は「海外療養費制度」と呼ばれるもので、対象となる国、対象となる病症であれば医療費の支給金を役所にて申請することができるのです。

現状での健康保険の負担割合、日本でかかる医療費を基準に計算される仕組みになっており、最大で約7割程度の医療費が戻ってくることになります。

国内の代理人に申請してもらう方法と、帰国してから申請する方法があります。ただ、地方自治体の管轄となるので、地域によって規定が異なり、事前に詳細を確認しておくことが必要です。

ワーホリ保険の選び方

国内では、海外旅行保険、留学・ワーホリ保険は10社以上の保険会社が提供しており、保険プランやつけれる特約も保険会社によって様々です。では、どのような基準でワーホリ保険を選べばいいのでしょうか。

ここではワーホリ保険の選び方をご説明していきます。

優先順位を決める

ワーホリ保険を選ぶ際に大切なのは何を優先したいか、優先順位を決めておくことです。滞在する国や目的、学費や生活費の入手方法、期間などに合わせて、それぞれ優先したい事も異なってくるでしょう。

  • とにかく費用を抑える
  • 最低限つけておきたい補償
  • 補償内容を充実したい
  • 保険金の支給額を重視したい
  • 歯科治療を絶対につけておきたい
  • 延長できる事が必須
  • オンラインで手続きできるもの
  • 分割払いで保険金を払いたい
  • まずは短期間で加入しておきたい

など・・・

まずは優先したいポイントをいくつか挙げてから、優先順位を決めておきいましょう。優先順位が明確になれば、自分に合った保険が探しやすくなります。

キャッシュレス医療とは

もう1つ、ワーホリ保険を選ぶ際のポイントとして、キャッシュレス医療を重視する人が多いようです。

キャッシュレス医療とは、保険会社の提携している病院であれば現金を支払うことなく保険の枠内で治療が受けれるシステムをいいます。

渡航先によっては、提携している病院がその地域にないことも考えられます。あらかじめ、提携先の病院を確認してから加入しておくと、さらに安心です。

格安でも補償が充実のワーホリ保険!

それでは格安でも補償が充実の、おすすめのワーホリ保険を以下の4つのポイントに沿ってご紹介していきます。

  1. 短期だからとにかく費用をかけたくない!
  2. 分割で払っていきたい!
  3. 英語の勉強に役立てたい!
  4. 長期だからガッツリ補償で安心したい!

短期だからとにかく費用をかけたくない!

短期だから病気やケガの心配はないと油断はできません。確かに保険を利用する確率は低くなりますが、それでもやはり万が一に備えておくことが大切です。短期のワーホリであればクレジットカード付帯の海外旅行保険がおすすめです。

海外生活では、いずれにしてもクレジットカードの存在は欠かせません。カードを作るついでに付帯している海外旅行保険をチェックしておきましょう。

学生におすすめライフカード

年会費・保険料:無料

25歳以下の学生が対象です。未成年の場合は保護者の同意があれば作成可能。年会費無料で海外旅行保険(90日間)が自動付帯になったクレジットカードです。JCB、VISA、Mastercardから選べます。

補償内容:傷害死亡、治療費用、後遺障害、救援者費用、個人賠償責任、携行品損害と補償が充実。治療費が上限が200万円、死亡・個人賠償が上限2,000万円で無料の割には補償内容が充実しています。キャッシュレス医療の利用も可能で、非常におすすめです。

三井住友カード

年会費・保険料:無料~11,000円まで(カードの種類による)

プラチナカード、ゴールドカード、プライムカード、ヤングゴールドカード、エグゼクティブカード、クラシックカードA、クラシックカード、アミティエカードの中から要望に応じたカードが作れます。

利用付帯となり、現地にてカードを利用した時点からの適用(90日間)とすることができます。クラシックカード以外のカードであれば、充実した補償内容の海外旅行保険を利用することができます。

補償内容:障害死亡、後遺障害、疫病治療、賠償責任、携行品損害、救援者費用となり、賠償責任は最大で5,000万円つけることができます。キャッシュレス医療の利用も可能です。

※カード付帯の海外旅行保険のメリット・デメリットに関する記事も参考にして下さい。

分割で払っていきたい!

ワーホリは海外旅行とは違い、現地で働きながら生活費や学費を賄う人も多くなります。ただでさえ最初にまとまった費用が必要なのに、保険料に多額の費用を使うのは厳しい、と悩む人もいるでしょう。

そんな人は分割払いが可能なワーホリ保険がおすすめです。クレジットカード払いにて、少額から分割払いのプランが組めます。

JI傷害火災/たびほ

保険料(年間):アジア圏13万円前後、オーストラリア・カナダ20万円前後、ヨーロッパ15万円前後(保険プランによる)→ネットで申し込むと割引が適用されるのでお得です。

3か月未満の場合は一括と3回払い、1年の場合は、一括、3回、6回、10回、12回と選ぶことができます。分割にすれば手数料がかかってしまいますが、月々のコストを抑えていけます。

補償内容:死亡傷害、後遺障害、疫病死亡、治療救援費用、生活用動産費用、個人賠償責任、航空機手荷物遅延費用、航空機遅延費用、弁護士費用、テロ対策費用が基本補償に含まれており、かなり充実した内容となっています。

その他オプションにて、緊急一時帰国、歯科治療などの特約をつけることができます。

 

※クレジットカードを海外で使うメリット・デメリットに関する記事はこちらから。

英語の勉強に役立てたい!

日本語が通じる環境にいると、英語のスキルは上達しないとも言われています。あえて、英語を話さなければならない状況を作ることで、より早く英語を習得することにつながります。

英語のスキルを磨く方法として、現地(あるいは出発前に)の英語の保険サイトを利用するのも1つの方法です。海外で加入できる保険の中には、保険料も格安で、充実した補償がつくものもあります。

ただ、ひとまずカード付帯の保険や短期の保険に加入しておいて、英語に慣れてからがいいでしょう。

※英語の勉強をしながら保険の知識も身に付きます。現地で英語をサポートしてくれる人の存在が不可欠です。

Bupa/AUSTRARIA

保険料(1年間):5万円前後から、短期のプランも組める

オーストラリアはワーキングホリデーで有名な国でもあり、外国人が加入できる保険プランが充実しています。このBupaは、オンラインか店頭で申し込みが可能です。

補償内容:基本補償は、病気やケガ、歯科治療の際の医療費50%程度をカバーしてくれるものです。他にも要望に応じて旅行関連、住居関連の保険のオプションをつけることができます。

※ちなみにBupaは、世界各国に支店があります。ニュージーランド、イギリス、香港、ラテンアメリカ、中国、アラブ諸国などでもお申込みいただけます。

BIIS/CANADA

保険料(1日~1年):2,000円前後~要望に合わせてプランが組めます。

カナダもワーホリで人気のある国の1つです。カナダでのワーホリ保険であればBridges International Insurance Service Inc がおすすめです。非常に格安な保険なのに、安心の医療補償が充実しています。世界中で利用することが可能です。

補償内容:病気やケガの治療、入院、緊急医療、歯科治療、死亡、葬儀、救援費用、旅行関連など様々なオプションを選ぶことができます。

日本語のサイトからもOK

BIISはビジター保険という名称で日本語のサイトからも申し込みが可能です。こちらのサイトで申し込めば日本人が対応してくれます。

working holiday insurance、international insurance、global insurance、oversea student などにプラス国名を入れて現地で加入できる保険を探すことができます。

長期だからガッツリ補償で安心したい!

最低でも1年~2年は滞在予定で、状況によっては3年以上と長くなる可能性がある場合は最初からガッツリと補償を揃えておくことで安心して暮らしていくことができます。

また、支給される保険金の金額も重視していきたい人は外資系大手のAIG損害保険がおすすめです。

AIG損害保険

保険料(1年間):16万円~19万円(保険プランによる)※補償内容によっては高額になる可能性もあります。

AIGの海外旅行保険なら、国内では最も提携先の病院が多いのが大きなメリットです。ほとんどの地域にてキャッシュレス医療にて保険を利用することが可能です。(事前に提携先を調べるようにしましょう)

補償内容:ケガや病気による治療・救援費用は無制限に設定できます。死亡、後遺障害、歯科治療、既往症、妊娠初期症状の補償もできるから安心です。何よりも対応の早さ、支給金送金の速さでも評判の良い保険会社です。

他にも携行品補償、航空機手荷物、賠償責任補償などの特約を選ぶことができます。

ワーホリ保険として留学保険の利用もできます。おすすめの留学保険を参考までに・・・

まとめ

 

今回は、ワーホリ保険の特徴や補償内容などを解説しながら、いくつかおすすめのワーホリ保険をご紹介いたしました。気になるワーホリ保険がありましたでしょうか?

それぞれの状況に応じて、最も最適なワーホリ保険を探す参考になれば幸いです。

どんな保険を選ぼうとも、最終的には海外生活を何事もなく健康に無事に過ごしていくことが、最も経済的な方法だといえます。そのためにも渡航前からしっかりと健康管理を行っておきましょう。

そして、ともすると気持ちが舞い上がってしまいがちな海外生活。仮にいくら高額の保険金が支給されるとしても、ふとした不注意から病気や事故、トラブルに巻き込まれないようによう、十分に心がけておきたいものですね。

 

 

 

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