節約家計簿の基本伝授!書き方と見直し方を徹底解説

家計簿をつけているのに、全く節約と貯金ができない!と思っている方は少なくないのではないでしょうか。家計簿をつけていても、節約が上手くいっている人といない人との差は一体どのようなものがあるのか知りたいですよね。そこで、この記事では家計簿をつけていても節約が上手くいかない人の特徴や、基本的な家計簿のつけ方や見直し方をご紹介します。ぜひ、これからの参考にしていただければと思います。

 

家計簿をつけても節約が上手にいかない人の特徴4つ

ここでは、家計簿をつけても節約が上手にいかない人の特徴について4つご紹介します。自分が該当していないかチェックしておきましょう。

1.家計簿をつけるだけで見直しをしない

家計簿をつけていても節約が上手にいかない人の大きな特徴として、家計簿をつけるだけで見直しをしないことが挙げられます。お金の流れや、無駄な出費がないのかを知るために家計簿をつけるのに、見直しをしないとなれば、家計簿をつけるメリットがありません。自分の無駄な支出を削減するためには、見直しをするという習慣が大切ですので、注意しておきましょう。

 

2.節約効果の少ない出費の削減を頑張っている

節約が上手にできない背景に、節約効果の少ない出費の削減を頑張っていることも挙げられます。例えば、ガソリンが1円安いからと隣町のスタンドへ行ったり、卵が1パック98円だからといって大量に購入したりと1円単位の節約を頑張っていては、いつまで経っても家計は楽になりません。

節約してお金を余らせたいのであれば、大きく節約効果を得られる項目の支出を削減していかなければなりません。小さい節約も大切ですが、大きな節約効果を得られる項目があるのなら、優先させて削減していきましょう。

 

3.欲しい物は、欲しいと思った時に買う

家計簿をつけて節約をしていると思っていても、実は無駄遣いをしているということは多々あります。例えば、節約を頑張っている自分へのご褒美に、ブランド物のバッグを購入したり、コンビニの新作スウィーツを購入したり等が挙げられます。

せっかく節約を頑張っているのに、自分へのご褒美と称して無駄遣いをするのは、意味がありません。しかし、欲しい物を買わない生活というのも楽しくありませんよね。そこで、欲しいなと思った物に関しては、お金を貯めてから購入するようにしましょう。欲しいものを購入するためには、月いくらお金を貯める必要があるのかを計算し、コツコツとお金を貯めていきましょう。本当に欲しい物であれば、頑張って貯金することができますし、それほど欲しくないものであれば、少し時間が経てば物欲も引いてきます。

このように欲しいと思った物はすぐに購入せず、時間をおいてから購入すると、無駄遣い防止にもなり、かつ、お金を貯める力もつけることができますので覚えておきましょう。

 

4.お金が余らないのは、給料が少ないせいだと思っている。

節約しても全然お金が余らないのは、給料が少ないせいだと思っていませんか。確かに、給料が少ないと、貯金する金額は少なくなるでしょう。しかし、全くできないというわけではありません。1,000円でもお金を貯めていれば、貯金は貯金です。そんな少額を貯めても意味がないと思ってしまう方もいるでしょう。しかし、裏を返せば、少額すら貯金できない人は、たとえ給料が上がって余裕ができたとしてもお金を貯めることはないのです。

Expert
貯金は習慣づけることが重要と言えますので、少額からでもお金を貯めていくようにしましょう。

 

家計簿の書き方~基本の7ステップ~


ここでは、家計簿の書き方をご紹介します。基本を押さえていますので、自分の家計簿と照らし合わせてみて、基本から外れている部分がないかを見てみましょう。

 

ステップ1:家計を全て把握しよう

家計簿をつけるのであれば、全てのお金の流れを把握していくようにしましょう。

家計簿はノートやアプリ、エクセル等様々な管理法がありますが、大切なのは自分が家計簿をつけることに苦手意識を感じないことです。家計簿をつけている時に、不便さを感じたり、嫌な気持ちになってしまうと長く続けることはできません。よって、自分に合った家計簿をつけることが大切なのです。

よって、自分の全ての支出を把握できるのであれば、ツールはなんでもありません。ツールにこだわってばかりで、家計簿が続かないという人はツールを変更してみると、長続きするかもしれませんので、ぜひ一度変更してみてください。

 

ステップ2:毎日家計簿をつける癖をつけよう

毎日家計簿をつける癖をつけるようにしましょう。毎日なんてできないと思われる方もいらっしゃるでしょうが、毎日2~3時間も家計簿と向き合って欲しいわけではありません。せいぜい、毎日10分程度お金と向き合う時間をもうけましょう。

そうすることで、家計を記録する癖がつくのと同時に、家計と向き合う時間が増えるのです。家計と向き合う時間が増えれば、その分、どうして節約が上手くいっていないのかもわかってくるようになります。

 

ステップ3:NEEDかWANTかを考えてみよう

家計簿と向き合う時間の確保ができるようになったら、次は、NEEDかWANTかを考えていきましょう。

NEEDとは今の自分に必要なもので、WANTは欲しいけどなくても困らない物のことを指します。

自分が記録してきた家計簿を見返してみて、必要なものには「NEED」と書き、欲しいけどなくても困らないものには「WANT」と書いていきましょう。この2つを書いていくだけで、自分の支出にNEEDが多いのかWANTが多いのかを知ることができます。

NEEDかWANTかを考え、しるしをつけたら次のステップへ移りましょう。

 

ステップ4:WANTを減らしていこう!

次のステップは、WANTを減らしていけるかどうかを考えることです。WANTは、欲しいと思うけど今の自分には特に必要のないものですので、バシバシ削っていっても大丈夫です。例えば、仕事帰りに何気なく立ち寄ってスウィーツを買っていたり、夜ご飯を作るのが面倒で買ったりする牛丼等は削減しようと思えばできますので、どんどん削減していきましょう。

ただし、気を付けて欲しいのは、ストレスがかかるような削り方はしないことです。もちろん、無駄遣いを削減することは大切です。しかし、多少の無駄遣いができる余裕がなければ、カツカツした生活に嫌気がさしてしまいます。よって、WANTに使っても良い金額を自分で決めておいて、その範囲内で欲しいものを買うことにしましょう。

 

ステップ5:NEEDを減らせないか検討しよう!

さて、WANTを削減し、節約に慣れてきたら、最後はNEEDを減らせないか考えてみましょう。NEEDは自分に必要なものなので、減らしてもらっては困ると思われる人もいるでしょう。しかし、確かに必要な出費でも、無駄が隠れている可能性があるのです。

NEEDの減らし方は、項目別にありますので、次章で徹底的に解説していきたいと思います。

 

【家計簿の見直し方】節約するな絶対見直すべき5つの項目とは!?


先述したとおり、NEEDの中でも節約できる項目はたくさんあります。ここでは、家計簿を見直す上で外せない項目をお伝えしますので、自分の家計簿の見直し方は甘くないかどうかを判断してみてください。

 

1.住居費

節約をする際には、必ず家賃等の住居費の見直しを行いましょう。家賃を削減すれば万単位で節約できることもありますので、得られる効果は大きいといえます。

適正な家賃額の目安は、1ヶ月の手取り収入の2.5割~3割程度とされています。もしも、自分が今住んでいるアパート・マンションが月収の3割以上なのであれば引っ越しを検討しましょう。引っ越し代の方が高くつきそうと思われるかもしれませんが、長い目で見たら住まいを変えた方が、お金が浮くことは確実です。特に住む家にこだわりがなければ、会社の寮等でも良いですし、シェアハウスに住むと都内でも破格の値段で住居を手に入れることができるのでおすすめです。

地方にお住まいの方は、公営住宅に住むこともおすすめします。公営住宅の募集は市町村の窓口に相談すれば教えてくれますので、ぜひ行ってみてください。

 

2.通信費

通信費も見直しを行うことで大きな削減が期待できる項目です。通信費には、主にスマホ代とパソコン代が挙げられます。

スマホ代の見直しは、自分のキャリアショップに行って相談することが一番良いでしょう。相談する時に「プランの見直しがしたいです。」と窓口に伝えると、ショップ店員さんがあなたの通話量や通信量に見合ったプランを教えてくれます。また、新しくできたプランに乗り換えることでお得になることもあります。プランの見直しはできればこまめにやった方が良いので、3ヶ月に1回は見直しを行うようにしてみましょう。

パソコンの通信費用は、会社ごとに異なりますので、インターネット等で基本料が安いところがないか調べてみると良いでしょう。月額料金が安くなったり、同じ料金でも回線速度が上がったりしますので、あなたのライフスタイルにあった会社を選び、お得にストレスなく楽しい節約生活を送れるようにしましょう。

 

3.食費

食費の中で、外食やコンビニ弁当等の買い食いが多い方は、食費も見直して改善することで大きな節約効果を得られる可能性が高いです。

例えば、昼食をいつも外で食べるのであれば、1食700円とします。それを毎日続けていると、700円×20日間=14,000円となり、あなたは昼食代だけで月14,000円も支出していることになります。この昼食をお弁当にするだけで食費は全くことなってきます。例えばお弁当は1食400円とします。お弁当を毎日持参すると、400円×20日=8,000円です。外食との差は6,000円ですので、毎日お弁当を持参するだけでかなりの節約効果が得られることがわかりますね。

自炊をすることに苦手意識を感じている方は、始めは簡単な料理から行いましょう。炒め物は簡単にできるのでおすすめです。野菜炒めであれば、スーパーに売ってあるカット野菜とこま切れ肉を購入するだけで簡単にできてしまいます。

 

4.交際費

社会人の方は、交際費も馬鹿になりませんので見直しておくことが大切です。同僚や、旧友と飲み会をしてストレス発散をすることはとても良いことですが、頻繁に行っていては家計を圧迫してしまいます。さらに、友達との飲み会に参加しすぎて、人脈形成できる飲み会や今後の自分のためになる話を聞ける人との飲み会のチャンスを失ってはいないでしょうか。

友達とのお付き合いはもちろん大切なことですが、今後の自分のためになることに時間を費やすのも同じくらい大切なものですよね。よって、友達との飲み会は程ほどにし、今後の自分のためになることにお金を使うようにしていきましょう。

 

5.趣味費

最後の見直し部分は、趣味費です。社会人になり、自由にお金を使えるようになったことで、趣味に投じるお金も子どもの頃に比べると大きくなったでしょう。趣味を持つことはとても大事ですし、余暇の過ごし方も趣味があるかないかで大きく異なってきます。しかし、趣味にばかりお金を使っていないかを確認しておき、度の超えた趣味費の支出を抑えることも大切です。

例えば、旅行が趣味という方。年に2回海外旅行に行くことが何よりもの楽しみだとします。節約上手な人は、旅行先がオフシーズンの時に旅行へ出かけます。しかし、節約下手な人は、ハイシーズンの時に旅行へ出かけます。旅行はシーズンオフかハイシーズンかでかなり金額に差がでますので、この差額分節約上手な人は貯められているのが現状です。

趣味にお金を投じることは素敵ですが、趣味費を安く済ませられる方法が見つかると、さらに楽しんで趣味に没頭することができると思いますので、ぜひ一度見直しをしてみてください。

 

 

家計簿を利用して節約に成功している人のブログをご紹介!


さて、この章では家計簿を利用して節約に成功している人のブログをご紹介します。成功している人の考え方や取り組み方を見るだけでも良いお勉強となりますので、ぜひ見に行ってみてください。

また、ここで紹介しているブログ以外でも、もちろん成功している方はいらっしゃいますので、自分で参考になるブログを見つけることもおすすめです。

 

1. 共働きOL檀(まゆみ)のミニマムな暮らしで賢く貯金〜1年間で470万円の貯金に成功‼︎〜

2015年に結婚した共働き夫婦で、1年間で470万円の貯金に成功しました♡≫

こちら、今はご結婚され、妊娠もされているOLの檀さんのブログです。

独身時代から貯金して8年間で700万円貯めた実績がございます。家計簿もきちんとつけていますし、何よりカツカツ感がないこと、幸せに節約をしている様子がありありと見られますので、拝見していて嫌な気分になりません。

共働きであまり家計が上手く回っていない方はおすすめですので、ぜひ一度見に行ってみてください。

ブログURL→https://ameblo.jp/setuyaku1000/

 

2.干物女の家計簿。

こちらは、39歳女性のハイシマ カオリさんという方が運営しているブログです。現在の貯金額は2,000万円越えです。すごいの一言につきますよね。節約や貯金の仕方等はこのブログを見るだけで学べることがたくさんあります。干物女と書いてありますが、自分磨きもしっかりなさっていますし、カツカツ生活をしておらず、余裕を持って日々生活している様子がありますので、無駄な支出を出さず、本当に欲しいものだけ購入するためのコツ等もブログを見ていればわかってきます。

独身女性の方で、家計簿をつけていても上手くいかない方、どうやって取り組んでいったら良いかわからない方は、ぜひ一度ハイシマさんのブログを見に行ってみてください。

ブログURL→http://misheep.blog44.fc2.com/blog-category-20.html

 

3.だらごろ日記

男性のだらごろさんが運営されているブログです。独身男性の家計簿を見られることってあまりないので、男の人はどうやって収支を把握していけば良いのか知りたい方にはぜひ見ていただきたいブログとなっております。男性の方で家計簿を公開されている方も多くはありませんが、だらごろさんは毎月しっかり収支の報告記事をアップしているので、どのような時に支出が増えるのか等は参考になりますので、ぜひ一度見に行ってみてください。

ブログURL→https://ragnarokmametora.com/category/kakeibo

 

まとめ

節約家計簿の基本についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。自分の節約術がなぜ上手くいかないのか、上手く節約できている人の家計簿はどのようなものなのかをわかっていただけたかと思います。また、この記事で自分の家計簿の書き方や、節約する部分の見直し方について振り返ってみるきっかけになれば幸いです。

家計簿というものは、節約できる項目を発見するためのツールですので、あまり力み過ぎずに長続きできるものを選んで、日々の支出を記入していきましょう。そして、自分のお金の流れを把握し、無駄な支出を削減していけるようになりましょう。

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