実は損してる?やってはいけない日用品・生活用品の節約術 NG集7選!

節約を決意して、日用品や生活用品を極力買わないようにしようと思っても、日用品や生活用品の中にはなくては困るものも多く、買わないわけにもいきません。

その代表的なものがトイレットペーパー、シャンプーや歯磨き粉に石鹸などです。結局買わなければならないのであれば、少しでも安くお得に買うことを心掛ける人は多いでしょう。

そんな中、日用品・生活用品を節約しているつもりでも、実は損している場合も多々あるのです。節約するつもりなのに、出費がよけい増えていくのは節約家にとっては許せないことでもあります。

今回は、節約しているようでも実は損している、日用品・生活用品の節約術NG集7選を、身近な例を添えながらご紹介していきます!

節約しやすい出費

それでは、節約を成功させていくためにも、毎月の出費の中で何の費用が一番削減しやすいのかを考えてみましょう。

まず、節約のしようがないものには、

家賃、住宅ローンの支払い、その他クレジットカードやローンの支払い、通信費

などがあり、これらは節約できないわけではありませんが、計画的に進めていく必要があり、今すぐどうにかできるわけではありません。

そこで、何とか注意すれば節約可能なものは、ガス代・電気代、水道代、医療費、などがあります。こまめに電気を消したり、蛇口きちんと閉めたり、健康管理に気をつけることで、いくらかの節約が可能になります。

そして、一番節約しやすいものには、

食費、日用品・生活用品、交際費、趣味娯楽、衣料費などがあげられ、これらの費用は自分次第で割とどうにでもなる出費です。

とくに、日用品・生活用品に関しては、ないと困るものも多いのですが、食べないと生きていけないように、生死にかかわるほど必要なわけではありません。

ですから、食費に比べると、これらの出費は工夫して上手に買い物をしていけば節約が実現しやすい出費でもあるのです。しかし、同時に思わぬ予定外の出費を重ねてしまうのも日用品・生活用品の特徴でもあります。

日用品・生活用品の種類

それでは、日用品・生活用品にはどんなものがあるでしょうか。その種類は実に幅広く様々なものがありますが、ちょっと周りを見回して具体的に見ていきましょう。

台所用品
アルミホイル、ラップ、水切りネット、食器用洗剤、スポンジなど

浴室用品
シャンプー、コンディショナー、石鹸、タオル、スポンジ、浴室用洗剤など

衛生用品
トイレットペーパー、ティッシュペーパー、レディス衛生用品、歯磨き粉など

洗濯用品
洗濯用洗剤、ストック袋、ガムテープ、殺虫剤、電池、電球など

代表的な日用品・生活用品は以上のようなものがあり、他にもそれぞれのライフスタイルや趣向によって、必要なものも異なり、

マスク、コットン、アロマオイル、お香、ライター、ハンドクリーム、化粧品などと必要なものが変わってくるでしょう。

日用品・生活用品の節約術NG集7選!

ドラッグストアやスーパーマーケット、100均やネット通販などでこれらの日用品・生活用品を購入します。これら1つ1つの商品自体は小ぶりな物や安価なものが多いため、高い費用がかかっていると認識しづらい部分もあります。

そこで、ついつい余計なものまで購入してしまう人は多いでしょう。

日用品・生活用品には、

  • 今必要なもの、ないと困るもの
  • いずれ必要になるもの
  • どうせまた買うもの、定期的に買うもの
  • あると便利なもの、なくても困らない
  • ちょっと使ってみたいもの

などの種類があります。

日用品・生活用品の買い物でよく起こりがちな現象とは、本当に今必要なものに、その他の日用品・生活用品が付け足されてしまうことです。

ですから、一見小さな出費のように思えても、思った以上にこれらの日用品・生活用品に費用を使っていることを、ある日ふいに認識するのです。

それでは、節約しているつもりでも実は損している節約術NG集7選をご紹介していきます。

①まとめ買い

まず、最も犯しやすい節約術NGの王道として、「まとめ買い」を検証していきましょう。節約を実行するつもりで、まとめ買いをした後にどれだけ多くの人が後悔するでしょうか。

ドラッグストアやスーパー、ネット通販でよく見かけるのが、3個で500円割引、12個で1,000円割引などの商品です。

これは、確かに頻繁に使うものや必ず必要なものに対しては、非常にお得な節約方法です。しかし、このまとめ買いには2つの落とし穴があります。

  1. 別に必要でないものを買ってしまう恐れがある
  2. まとめ買いを繰り返して大きな出費をしてしまう

まとめ買いは、要領よく計画的に行えば節約の大きな武器になりますが、一歩間違えるとただの浪費にかわってしまうので注意しましょう。

例えば、食器用洗剤が1本100円のところを2本で170円で購入できたとすれば、1本85円で購入したわけで、30円の節約が実現しています。食器用洗剤は頻繁に使うものであり、いずれ購入するものでもあります。

不要なものを購入

5個売りのスポンジ

ところが、1個140円の特殊加工のスポンジが5個500円で売られていたとします。普段なら、スポンジなんて100均で3個100円で買えると見向きもしないはずです。

特殊加工で頑固な汚れもきれいに落ちるとパッケージには書いてあります。本来だと5個700円するのにが200円もお得になっている、と特殊加工のスポンジ5個を購入してしまいます。

でも、よく考えたら別に100均のスポンジでも十分に汚れを落とせていたと気付きます。

この場合は、200円安いというトリックにかかり、普段なら気にもしない特殊加工のスポンジが生活必需品に見えてしまうケースです。スポンジ1個に対して約70円損しています。

3本売りのデオドラントスプレー

また、もともと買うつもりはなかったのに、1本500円の新発売のデオドラントスプレーが3本1000円で売られていたとします。通常よりも500円お得なわけです。

普段なら、デオドラントスプレーをわざわざ買う習慣などないのに、新発売だし、500円もお得になるのであれば買っておいた方がお得だと、つい購入してしまいます。

この時は、新発売のデオドラントスプレーが欲しかったというよりは、「500円お得」の特権が欲しくて、1500円の損をしていることになるのです。

まとめ買いを繰り返す

頻繁に使うものや、必ず購入するものは、単価が安ければまとめて買った方がお得なのは事実です。

しかし、洗濯洗剤、食器用洗剤、歯磨き粉、トイレットペーパーとまとめ買いが積み重なった場合には、本来5000円以内で済むはずだった1カ月の日用品の出費は、1万円、1万5千円と膨れ上がってしまいます。

その分、来月、さ来月の出費が抑えていけるから、と思っても後の祭りです。来月、さ来月には、新たに必要な日用品・生活用品が出現するのです。

②値段を見てg数を見ない

洗濯洗剤やシャンプーなどを購入する際には、棚に並んだ商品から安い値段のものを選ぶ人が多いと思います。

200円のものよりは、180円のもの。180円のものよりは150円のものと少しでも値段の安いものを選ぶのが普通です。しかも、これらの商品の多くは見た目は同じくらいの大きさ、高さ、重さのものが多いのでどの商品も同じ容量だと思ってしまいがちです。

すべての商品はその容量が表示されています。

容量を確認してみれば、100gあたり、100mlあたり結局いくらなのかがわかります。

500gで500円の商品の横に、400gで440円の商品がありました。値段を見比べて、440円の商品を購入した人は60円得したと思って家に帰ります。

ところが、実は100gあたり100円で購入できた商品を、100gあたり110円で購入したわけで損していることになります。

実際に、g(ml)あたりいくらなのかを正確に計算するのは難しくもありますが、だいたいの概算で計算してみれば、どちらがお得なのかわかる場合が多いです。

トイレットペーパーは1個何メートルなのかが表示されています。ダブル、シングルと人によって選ぶタイプは変わると思いますが、どんなに安くてもメートル数が少なければ損することになります。

値段ばかりにこだわるあまり、容量を確認しないのはNGです。

③最後まで使い切っていない

仮に、gあたりいくらで検討して安い方を購入したとします。それでも、せっかく安く購入しても最後まで使い切らずに処分してしまえば、結局何g分か損していることになります。

おそらく、シャンプーや食器用洗剤などのボトルタイプのものは、ここだけの話ですが、節約家であれば最後は水で薄めたりして使いきると思います。

ところが、この使い切り精神の盲点となっているのが、チューブものやパックものの商品です。

チューブものの代表的なものに、歯磨き粉、洗顔料があります。これらの商品は最終段階になってくると、どんなにチューブを変形させて押し出そうとしても限界があります。そこで、もうこれは中身がなくなった、と判断してしまいがちです。

そこであきらめてはいけません。実は、まだチューブの中には数日分(時には1週間以上)の量が残っているのです。

バックものの液体洗剤やシャンプーなども同様のことが言えます。パックの内側にはまだ数回分に等しい液体が残っているのです。

チューブの最終段階を迎えたら、必ず半分に切って中身を使いきるようにしましょう。チューブを切って中身を見て、どれだけの量が残っているのか驚く人も多いはずです。

パックものの場合でも使いきった後、水を少量いれてパックをシェイクすれば、残っている液体を全部使いきることができるのです。

④特売のはしご

スーパーやドラッグストアの特売日には、対象となる商品は通常よりもかなり安い値段で購入することができます。

ちょうど必要なものが安く買えるのであれば、特売日を利用しない手はありません。そう考えて、「特売のはしご」をする人も多いようですが、実はデメリットの方が大きいのです。

「特売のはしご」のデメリットを挙げていきましょう。

  • バス、電車代、車のガソリン代などの交通費がかかる
  • 移動時間、店内を歩く時間、レジを待つ時間など多大な時間を浪費する
  • 特売品以外のさまざまな商品を目にする機会をつくる
  • 「はしご」する度に、その他不要な商品を追加で購入する
  • 何軒もお店を回るので、非常に疲れる
  • 疲れる=節約に努力している、と無駄な出費をしながら自己満足してしまう

といったように、「特売のはしご」はお金を浪費するばかりでなく、体力や貴重な時間も浪費する可能性の方が高いのです。

極端な例を挙げれば、車は運転するたびに劣化していきますし、靴も歩く度に古びていきます。

特売は、本当に必要なものがあった時、ちょうど買おうしているものがあった時にだけポイントを絞って上手に活用していきましょう。

⑤100均で爆買い

安いから、100円だから、何でもあるから、と100均は皆に愛され、アマゾンや楽天ですら太刀打ちできないかと思える人気の小売り業の1つです。

コンビニやスーパー、ドラッグストアなどで200円、300円、500円以上で売られている多くのものが100均では、たったの100円で購入することができます。

最初はたった1つのものが欲しくて、100円しか払わないつもりで100均に行きます。ところが、100円のものが溢れ切った店内に思わず興奮してしまう人も少なくありません。

あれも、これも、それも100円!

といつの間にか、買い物かごは100円の商品でいっぱいです。100円しか使わないつもりが、最終的に1,000円、2,000円と爆買いしてしまいます。

とくに、100均が近所にない人は要注意です。いつ、また100均に来るかわからないと、この時を狙って、明らかに使うあてのないものまで購入してしまう恐れがあります。

100均に行く時は、あえてお財布に必要以上のお金を入れておかないようにするのが得策です。

⑥ポイントに執着しすぎる

最近では、電子マネーやクレジットカードで買い物の支払いをする人も増え、ポイントなしで買い物をするのは、非常にもったいないと感じるのが一般的です。

お金を使うたびに、ポイントが還元されれば、小さな金額もやがて大きな金額へと変わり、絶大な節約効果を生むことが期待できます。

しかし、ポイントに執着するあまり、クレジットカードを使いすぎて手数料や利息で損をしてしまうケースも多々あります。

現金で支払ったらポイントはつかないけれど、クレジットカードで支払えばポイントが貯まる!といった理由であえて公共料金などもクレジットカード払いにする人もいます。

しかし、クレジットカードは使う度に手数料がかかっています。同時に利用額が増えれば増えるほど、利息も高くなっていきます。

また、ポイント2倍、3倍などに惑わされて必要でないものをポイント欲しさに買ってしまう恐れもあります。

ポイントがいくら貯まっても、手数料や利息に費用がかかったり、無駄なものを購入してしまえば結局は何の得にもなりません。

ポイントを貯めるために何かを買うわけではないことを忘れないようにしましょう。

⑦安もの買いの銭失い

 

それでは、節約NG集の最後を、古いことわざにもある「安もの買いの銭失い」をご紹介することで締めくくりたいと思います。

「安もの買いの銭失い」とは、安いからといって使えないものや価値のないもの、品質の悪いものばかりを購入して、結局は後で余計に費用がかかるという意味です。(若い方では知らない人もいるかもしれないですね)

節約=出費を切り詰める、といった考え方が一般的ですが、むやみやたらに安いものを買えばいいといったわけではありません。

基本的に、特売やセールの商品を除いて、安いものには安いだけの理由があるわけです。

日用品・生活用品で例を挙げていきます。

ビニール手袋→1日で破れた
ガムテープ→粘着力が弱くて使えない
洗濯洗剤→汚れが全然落ちない
石鹸→強い成分が入っていて体質に合わず使えない
電池→1日で燃料が切れた
ボールペン→インクが出てこない

といったように、安いものを買っても使えなかったり、役に立たないのであれば、また別のものを購入しなければなりません。

その際には余計に費用がかかります。最初から値段を惜しまずに払っていた方が安上がりだったわけです。

日用品・生活品の中でも、どんなものであれば多少品質が悪くても問題ないのかを考えることも大切なのです。この商品はこの店のこれを買う、このメーカーを買う、と決めておくといいでしょう。

まとめ

日用品・生活用品の節約術NG集7選を今回はご紹介しました。思いあたる例を見つけた人もいるのではないでしょうか。

節約をするつもりでも意外とそれが裏目に出てしまい出費を増やしてしまうこともあるわけです。

日用品・生活用品は、

日常生活において欠かせないものとの認識が強いことから、比較的まとめ買いに走りやすい傾向にあると言えます。

無くなってから買っても十分間に合うものもあるのですが、いずれどうせ必要なのだからといった思いが、無駄な浪費を加速させてしまいがちです。

さらに、日用品・生活用品の中には、なくても困らないけれどあると便利で役に立つといった、微妙なニーズを持つ商品も多くなります。

今すぐ買わなくてもいい商品と今すぐ本当に必要な商品とを、しっかりと判別していくことが大切です。

そして、最後に必ずしも安いものを選ぶことだけが、節約ではない、ということに注意することが、節約生活を成功させるポイントになるでしょう。

 

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