貯金がない独身女性必見!結婚前に女性が貯めるべき貯金額はいくら?

20代後半ともなると、女性は特に結婚を視野に将来を考える人が多いでしょう。将来や結婚のことを考えたときに、心配になるのはやはり、お金のことです。

将来的には結婚したいし、子供も欲しいけど、収入も低くて貯金があまりない・・・という女性は、かなり多くいらっしゃるのではないでしょうか。

経済面を男性に頼るのが当たり前だったひと昔前とは違い、女性にもある程度の経済力が求められる時代です。とはいえ、収入の平均額を見ると男女格差は健在であり、男性と同等の貯金を求められてもちょっと苦しいのが現実です。

一体、男性は女性に対してどのくらいの貯金を求めているものなのでしょうか。独身女性は、いくらの貯金があれば安心して婚活に臨むことができるのか、気になっている方も多いと思います。

今回は、独身女性に求められる貯金額について解説していきます。

 

男性が女性にのぞむ貯金額は?

それでは、さっそく本題から入っていきましょう。独身女性が婚活するうえで、かなり気になるテーマにかと思います。

日々の生活でなかなか貯金ができず「私の貯蓄額では誰も結婚してくれないんじゃ・・・」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

マイナビウーマンが、未婚男性を対象に「結婚前に女性に準備しておいてほしい貯金額」についてアンケート調査を行った結果を紹介します。

引用:マイナビウーマン/結婚前に貯金額って教えるべき? 結婚に必要なお金をFPが解説

 

 

回答率1位となったのが「100~150万円未満」で17.7%、そして意外にも2位が「50万円未満」で16.9%となっています。50万円未満と答えた男性が17%もいるというのは、意外な結果ですよね。

また、上位4つの答えを総合すると、「50万円未満~200万円未満」と回答した男性は56.4%となっており、半数以上にのぼります。半数以上の男性が200万円未満と回答していることから、思ったよりも多額の貯金を求める男性は、そう多くはないと考えていいでしょう。

もちろん、相手男性の価値観次第ですし、女性の年齢や職業にもよります。ですが、貯金額100万円未満でも気にしない男性も多いことがうかがえる結果ですので、貯金が少なすぎるからといって婚活を躊躇する必要もなさそうです。

 

ちなみに、女性が男性に求める貯金額はどのくらいなのでしょうか。マイナビウーマンの調査結果では、このようになっています。

第1位/「500万くらい」……28.8%

第2位/「300万くらい」……23.7%

第3位/「1,000万以上」……14.4%

第4位/「200万くらい」……12.7%

第5位/「600万くらい」……8.5%

参考:マイナビウーマン/【最新版】結婚相手の男性に望む「貯金額」ランキング、第2位「300万くらい」、第1位は?

 

うって変わって、女性側は男性にできるだけ多くの貯金を求めることがわかります。やはり、生活の安定を求める女性が多く、結婚後の生活を考えて相応の貯金額を求める女性が多いようです。

男女でこれほどに差が開くとは、驚きの結果です。

 

独身女性の平均貯金額

それでは、世間の独身女性たちは、一体どのくらい貯金をしているものなのでしょうか。

ゼクシィが20~40代の婚活中・既婚の女性を対象に調査したところ、以下のような結果が得られました。

<女性の貯蓄額>

1位:「100万円未満」(30%)

2位:「100万円以上200万円未満」(21%)

3位:「300万円以上400万円未満」(10%)

4位:「200万円以上300万円未満」(9%)

5位:「400万円以上500万円未満」(7%)

参考:セキララ★ゼクシィ/結婚時の貯蓄、100万円未満が多数!

 

一番多かった回答が「100万円未満」で30%となっており、2位の「100万円以上200万円未満」が21%です。総合すると、半数以上の女性が貯金額200万円未満であることから、なかなか貯金に手が回っていない女性が多い実態が伺えます。

また、前章で紹介した男性が女性に求める貯金額は「半数以上の男性が200万円未満」との結果でした。そう考えると、実態に見合った結果と考えられますね。

 

ちなみに、男性側の貯金額の調査結果は以下の通りになっています。

<男性の貯蓄額>

1位:「100万円未満」(31%)

2位:「200万円以上300万円未満」(13%)

3位:「100万円以上200万円未満」(12%)

4位:「300万円以上400万円未満」(9%)

5位:「500万円以上600万円未満」(5%)

1位は女性と同じ「100万円未満」で、割合も女性とほぼ同じです。ただし、「200万円以上」と答えた割合が女性よりも増えています。平均的には、男性の方が貯金額が多いといえますが、貯金していると人としていない人で大きく差が開いた結果と考えられます。

先ほどの「女性が男性に求める貯金額」を見てみると、1位が「500万円くらい」という回答でしたので、実態とかなりの差があることがわかります。男性の方が平均収入が高いとはいえ、付き合いや趣味に使う出費も多く、一人暮らしをしながら貯金を増やすのは大変なようです。

生活の安定を重視して男性に高い貯金額を求めたくなる気持ちもわからなくはないですが、相手だけに経済力を求めるだけでなく、自分の貯金を増やす努力おしたほうが、現実的かもしれません。

 

思ったよりも貯金が少ない人が多い結果となり、貯金がない人は私だけじゃないんだ・・・と、胸をなでおろした人も多いのではないでしょうか。

とはいえ、結婚を視野に将来を考えるのであれば、貯金は大いに越したことはありません。例え結婚式をあげるのに十分な貯金額があったとしても、その貯金は全額結婚式費用にあてられるわけではなく、当然その後の生活を見据えながらお金を使わなければいけません。結婚は、あくまでもその後の長い生活のスタートなのです。

この結果に安心せず、計画的に貯金額を増やしていく事をおすすめします。

 

結婚前に貯金額は教えるべき?

結婚前に、パートナーに正確な貯金額を教えるべきなのか、迷うところですよね。その後の人生プランを立てるためにも、相手の資産を正確に把握したいところですが、自分で自由に使えるお金も蓄えておきたいとなると、悩み所です。

まず、「結婚前に貯金額を教え合うべきかどうか」というアンケート調査の結果を紹介いたします。

Q.あなたは、結婚する前に、お互いの貯金額を正直に教え合うべきだと思いますか?

・「思う」……52.3%

・「思わない」……47.7%

参考:マイナビウーマン/結婚前に貯金額って教えるべき? 結婚に必要なお金をFPが解説

 

ほぼ半々の結果となりました。個人の価値観によって、かなり意見が分かれる模様です。

もちろん、どちらが正解というわけではなく、何を重視するかによって決めるべきテーマです。それぞれの場合のメリットとデメリットを考えてみましょう。

 

貯金額を教える場合

貯金額をお互いに教え合う場合のメリットは、その後の人生プランを明確に立てやすい点にあります。結婚式をあげるだけでなく、新婚旅行や新居にかかる費用も必要です。また、将来子供がほしいなら、妊娠・出産にかかる費用や、子供の教育のための積立なども計画的に行っていきたいところです。

また、貯金額を知ることで、相手の生活力やお金に関する価値観を知ることもできます。収入は多い方だと聞いていたのに、いざ結婚してから相手の貯金額が0円だったことが判明しては、困りものですよね。そのようなトラブルを避けるためにも、正直に教えてほしい女性が多いようです。

とはいえ、教える派の人たちの中でも、本音をいえば自分の貯金額は言いたくない人も多数いらっしゃいます。しかし、相手の貯金額を知りたいならば、自分の貯金額も正直に教えるのが公平です。結婚したら、お互いの貯金は家庭の財産ととらえ、二人で一緒に計画的な人生プランを立てたい人は、貯金額を開示するのがいいでしょう。

 

貯金額を教えない場合

教えたくない派の中では、結婚前に築いた貯金は個人の財産だから、という意見が多いようです。確かに、結婚するからと言って貯金の全額を相手と共有する必要はありません。自分で貯めた貯金は自分であり、自由に使えるお金としてとっておきたいと考える人も少なくありません。

大きな額の貯金を持っている人の場合は、自分のお金を相手にあてにされたくないという人もいます。相手にあまり貯金がなく、自分のほうが貯金が多い場合、結婚資金や旅行資金として自分の貯金に頼られてしまいことを避けたいという意見です。そういう人は、実際の貯金額よりも少ない額で申告することが多いようですね。

また、万が一離婚することになったときのことを考えて、自分の貯金は保持しておきたいという意見もあります。結婚前にした貯金は個人の財産ですが、それは生活費として手をつけなかった場合です。別の口座に貯金しておいたものでも、生活費として使用していた実績があると、それは家庭のお金として財産分与の対象となってしまうのです。結婚後一切手を付けず、生活費と別個に貯金を保っていれば、個人の財産として分与対象になりません。万が一、離婚となってしまったときのことを考えると、確かに自分だけの貯金があったほうが安心です。

 

結婚するためにいくら必要?

貯金に関するデータについてみてきましたが、そもそも、結婚式を行うためにどのくらいの貯金が必要になるものなのでしょうか。結婚にかかるお金は挙式費用だけではなく、結納や指輪、新婚旅行など、何をどこまでやるのかによって差が出てきます。それに、ご祝儀や親からの援助も考えると、実際の持ち出し費用はどのくらいなのか見当がつきませんよね。

実際のデータを元に、結婚費用について解説していきます。

 

まずは、結婚式にかかる費用です。

ゼクシィ 結婚トレンド調査2017によれば、結婚式にかかる平均総額は354.8万円となっています。予想よりも大きな金額にびっくりしてしまいますが、これはあくまでも平均で、実際には地域や条件によって大きな差が出てきます。

具体的に調査結果を見てみると、ボリューム層は100~200万円で23.1%、続いて200~300万円が20.8%となっています。つまり、2割以上の人が200万円未満で式を挙げているのです。基本的に、結婚式の費用は招待人数に比例して金額があがっていきますので、式の形態や招待客の人数によってピンキリだと考えてください。

 

また、ご祝儀制をとった場合には、ご祝儀も計算にいれなければいけません。同調査によれば、ご祝儀の総額は、平均で227.4万円となっています。ただし、これは招待客の人数によって、かなりの差が出てきますので、あくまでも参考としてとらえてください。

 

結果的に、最終的な持ち出し額の平均値はどのくらいなのでしょうか。

みんなのウェディング白書2012によると、「50万円未満」との回答が4割近い結果となっています。意外にも自己負担額をこれだけ抑えて結婚式を挙げているカップルが多いというのは、心強い情報です。

式の規模や招待客を調整すれば、持ち出し金額を100万円未満に抑えて式を挙げることは、決して難しいことではないのです。

 

ただし、結婚にかかる費用はこれだけではありません。それ以外にも、結納式、両家顔合わせ、新婚旅行などのイベントがあります。

全てとり行うとなると、平均で以下の金額がかかるとされています。

  • 結納式:約18万円
  • 両家顔合わせ:6~7万円
  • 婚約、結婚指輪:各20~30万円
  • 新婚旅行:約60万円

挙式・結婚式と合わせると、150~300万円の費用が必要になります。

ただし、最近は結婚の形も多様化しています。近年では結納式を行わないカップルも多くなっていますし、婚約指輪は作らず結婚指輪のみ作ることも多いようです。何をどこまでやるかによって、かかる費用は大幅に変わってくることを、頭にいれておいてください。

 

結婚費用を抑える方法

結婚に必要な費用を説明してきましたが、貯金がなければ結婚することはできないのかというと、決してそんなことはありません。少し前述した通り、式の形式や招待人数によって、結婚式費用は大きく変動するものです。最近は結婚式の形態もかなり多様化しており、費用を抑えて式をあげることが可能です。

 

結納式をあげない

前述した通り、結婚費用には挙式や披露宴だけでなく、結納式や指輪の購入代金、新婚旅行の費用も含まれます。

しかし、最近では、式以外のものをカットする人も増えているのです。

まず、結納式ですが、最近ではあげないカップルが増えています。実に、約7割のカップルは結納式を行わず、両家顔合わせだけで済ませているそうです。もちろん、本人だけではなく、ご両家の意向もあるので一概にはいえませんが、現代では絶対に行うべき式とはいえなくなりました。

 

指輪や新婚旅行を節約する

指輪についてもあまりお金をかけないカップルが増えています。ひと昔前までは婚約指輪と結婚指輪を両方用意するのが一般的でしたし、「給料3カ月分」という言葉もよく聞かれました。現代では、婚約指輪は省略し、結婚指輪のみで済ますカップルも増えています。指輪にかける費用は、年収や年齢によって相場に大きく差がありますが、10万円未満ですませるカップルも1割程度はいるようです。

新婚旅行についても、海外に行くとなると大きな費用がかかりますが、国内旅行で済ませればもっと安く済みますし、行かないカップルも増えています。また、結婚式と時期をずらす場合も多くなっています。1年ほど間をあけて、再度お金が貯まってから行くというのも賢い選択です。

 

少人数ウェディングやフォトウェディングを活用する

結婚式は基本的に、招待客の人数に比例して費用も増えていきます。

最近では、招待人数を絞って行うことで安く済ませる結婚式プランも多く登場しています。家族と親しい友人のみを招待して行う少人数ウェディングを採用すれば、費用も格段に抑えられます。

また、フォトウェディングで写真だけ残すというのも選択肢のひとつです。女性であれば、一度は純白のドレスを着たいものです。これなら費用は数万円で済みますし、結婚の意志を形に残すこともできます。

 

披露宴ではなく、パーティ形式で行う

豪勢に披露宴を行うのではなく、1.5次会形式や立食パーティ形式も人気を集めています。

参加者からはご祝儀を集めずに、会費を払ってもらう形式で、親せきやごく親しい友人を呼んで行うものです。参加者側からしても、高いご祝儀を支払うことなく、披露宴よりも服装に気を使うことがないので、参加しやすい点もメリットといえます。

参加費用をご祝儀に頼ることができなくなりますが、挙式や披露宴よりも手軽に費用を抑えることが可能です。

 

まとめ

結婚前に女性に求められる貯金額について解説してきました。最後に、要点をまとめます。

・結婚前に男性が女性に求める貯金額は意外と低く、半数以上の男性が200万円未満と回答している。

・未婚女性の貯金額は、半数以上が「200万円未満」であり、上記の調査結果と一致している。

・女性が男性に求める貯金額は、3割近くが500万円程度と答えており、大きな貯金額を期待する女性が多い。

・結婚式には150~300万円の費用が必要となるが、結納式や指輪を節約したり、式の形態を選べば、費用を抑えて結婚することが可能。

自分の貯金の少なさから婚活に消極的になってしまう人もいるかもしれませんが、意外にも女性にそれほど貯金を求めていない男性が多いことがわかりました。

また、女性は男性に大きな額の貯金を求めがちなようですが、未婚男性の実態として300万円以上の貯金がある男性は半数以下のようです。男性に頼り切るのではなく、自分自身でも将来を見据えて貯金をする習慣をつけていきましょう。

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